オウンドメディア営業に騙されない返しの質問

オウンドメディア、コンテンツマーケティング、ソーシャル運用、スマホサイト制作、ブログ、SEO、ポータルサイト、格安ホームページなどWeb制作に関する様々な営業文句がある。次から次へと新しい言葉が誕生して、一体何が違うのかと疑問を持つWeb担当者や広報担当者、中小企業経営者は多いだろう。

オウンドメディア営業はひどい営業会社がやってるかもしれない

結論を先に書くと、オウンドメディアもコンテンツマーケティングもブログもホームページも、本質的にほとんど同じである。
「『ホームページ』と表現するとちょっと古っぽいし営業にひっかからないから、今風に『オウンドメディア』とか言っておけばよくね〜」とWeb制作会社とか関連する広告代理店なんかが新しい営業方法を思いついたに過ぎない。

だいたい実力のあるWeb制作会社ならば、自社用の素晴らしいWebサイトを作って集客したり、紹介で仕事が途切れないはずである。すると電話営業に熱心になるWeb制作会社はどういう会社かというと、大抵はただの営業会社である。
営業会社はランサーズなどクラウドソーシングと呼ばれる格安サービスでWeb制作を下請けに出して、大した仕事もしないのに相当な利幅をとる。
そういう会社けっこうあります。技術はないのになまじっか営業力があるもんだから、案件がとれてしまう。するとどうなるか。

仕事をとるためにずさんな営業をするので、俗に言う「炎上」率が半端ない。
こういった営業会社のターゲットはITリテラシーが極端に低いところが多い。売る方も買う方もリテラシーが低いから、双方事情がよく分からないまま案件は進行する。なんとなく納品した後、ふとしたきっかけで問題点が見つかるが、営業会社は解決方法が分からない。

ランサーズなどは一回限りの発注なので定期的に付き合いのある相手ではない。従って一つの案件が終わったら、その依頼した人の連絡先が分からない。かくして別の下請けを探して依頼するが、依頼されたほうも事情が分かっていないものだから解決方法が分からない。
そして問題は放置され続け、炎上がさらに激しくなる。

こんな実態が世の中にはある。運よく炎上しないにしても、こういった事例では顧客満足度が低いのが通例だ。90万円を費用をかけたウェブサイトが納品後に一度の更新もないまま放置なんてよくある。こうやって質の低いウェブサイトが増えていく。

悪質なオウンドメディア営業対策

中には良質な営業会社もあるだろうから、全ての営業会社が悪だというわけではない。
しかし、「独自のメディアを持ちましょうよ、オウンドメディアが流行ってます」みたいない電話がかかってきたら、用心したほうがいい。

見分け方

質の高い営業会社の場合、電話営業担当はちゃんと教育されているはずなので、ある程度専門的な質問をしてもすぐ答えてくれる。こういう会社ならずさんでない可能性が高い。

では、どんな質問をすべきか。

オウンドメディアの記事はランサーズのようなクラウドソーシングに外注ですか? 面白くもない記事を1記事500円とかで書かして、そんなものでSEOで上位表示されるはずがないと思うけど、どう考えますか と質問すればいい。それで口ごもったり、慌てたりするようなら低レベルな営業会社の可能性が高い。
そもそも会社のウェブサイトに掲載する情報や記事なら、社内の人間が時間をかけて書くべきものである。事情の分からない外部の人がてきとうな記事を書いてオウンドメディアとして成功するはずがない。

そんなうまい話があるなら、誰も苦労しないのだ。たとえ拙い文章でもあってもいいので、掲載する文章は社内の人間が考えないといけない。社内の人間の想いを載せないことには、すぐれたWebサイトには成り得ない。

ちなみにオウンドメディアはウェブサイトとは限らない。ウェブサイトはコスト面で安くすむのでオウンドメディアの代表のように扱われているが、ある会社が対外的にきっちり運用しているメディアを持っているならば、それは立派なオウンドメディアである。

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このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
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