初級Web担当者むけ【書評】ホームページで売上があがる会社あがらない会社何が違うか

「ホームページで売上があがる会社あがらない会社何が違うか」はホームページの運営や集客がうまくいかない人に対して、基本的な考え方を説く。

Amazonの酷評レビューは筋違い

Amazonのレビューを見ると(下の画像参照)いくつか酷評が並んでいるが、そもそもこの本のタイトルに「ホームページ」というリテラシー低い向けの用語が使われている。つまりこの本自体がそういう人に向けて書かれていることを意味する。

そんな著者の意図も考えずに「内容が優し過ぎる」などと文句を言うのは筋違いだろう。こういう無責任なレビューを書く人は、自分にとって役立つ内容なら素晴らしい本、役立たないなら最低な本という単純な二元論でしか世の中を判断できない。こういうバカなレビューは無視するに限る。

ホームページを難しく考えすぎている中小経営者、Web担当者

この本はホームページの集客を難しく考えすぎている中小の経営者、Web担当者が読むと大変有効な本だろう。また外注に丸投げするWeb担当者も、もしホームページ集客に悩んでいるのなら読むべき。逆に特にホームページから集客をする必要がないのならあまり読む必要はない。

経営者がホームページの運営を難しく考えすぎている場合、「うまくいかないなぁ」と焦ってしまって変な営業にひっかかることがある。例えばSEOの電話営業とか、最近はオウンドメディア営業などが多い。こういった営業には注意が必要。この件に関してはオウンドメディア営業に騙されない返しの質問に書いてある。「ホームページで売上があがる会社あがらない会社何が違うか」を読むことはあやしい営業にひっかからないための予防にもなる。

本書の構成はホームページ初心者が抱きやすい色々な誤解を解くことから始まっている。デザインが良ければいいホームページとか、なぜかメニューが英語のホームページとか、こういうことに疑問を持たないWebリテラシーの低いWeb担当者なら最初の章はじっくり読むべきだろう。要は自己満足的なホームページではだめですよ、ということが書かれている。

どういう人におすすめの本か

本書の根底にある考えは「商売の基本は実店舗もホームページも同じ」という考え方。このことを徹底してリテラシー低い人に向けて根気強く何度も優しく説いている。
だから、繰り返しになるが、Webリテラシーの高い人、アクセス解析を自分でできるようなWeb担当者なら、読む必要がないし、その逆なら本書は勉強になるはず。

裏読みもできる

さて、著者のメッセージは裏読みができる。商売の基本が分かっていないがWebリテラシーの高い人。例えばいつも案件が炎上している独善的なWeb制作会社やWebデザイナーなど。こういった人はぜひ熟読することをお勧めする。
加えて、商売の基本が分かっているWeb制作会社が、Webリテラシーの低いお客さんに推薦して読んでもらうのもいいだろう。お客さんの教育にちょうどいい。

  1. 商売の基本が分かっていないWebデザイナー
  2. Webリテラシーの低い中小企業のWeb担当者

いずれの人にも言えるのことは、一方的なメッセージはもう伝わらない時代だということを理解していないことだ。これについては実際の例としてぜひ読んで欲しいのがTwitterフォロワーが7万人でもウェブへの誘導はゼロの事例
こういう前提でホームページを作らないと誰も見てくれない時代。デザインがいくら優れていても共感を伴うメッセージがないとうまくいかない。

ホームページ診断として

もしあなたが初級Web担当者なら、本書を読んでホームページの基本な考え方を理解した後、本書の目次に沿って自社のホームページを見なおしてみよう。
目次がホームページ診断の項目としてそのまま使える。チェック表を作って他者の目線で自社のサイトを見なおしてみると、「こんな基本的なことができていなかったのか」と驚くことだろう。

できていない項目を1つずつ解決していけば、あなたの会社はホームページで売上が上がる会社になれるに違いない。ホームページの修正を外注するなら初めてのWeb担当者がWeb制作会社を選ぶ時の5つの心得に書いたので参考ください。

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このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
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