【BtoB企業向け】WordPress集客に成功したブログのGoogle Analytics参考値

BtoB企業が魅力的なオウンドメディアをWordPressで構築し、リード獲得に活用している事例がある。そういうサイトの成功の目安は、どれほどなのか、同じように自社のメディアを繁盛させたいという目標を持っている人なら気になると思う。

この記事では、そんなオウンドメディア成功事例のGoogle Analyticsの数値を紹介する。安定したWebからの集客を獲得するための参考として欲しい。
ちなみに月間のリード獲得(Google Analyticsでいうコンバージョン数)は250〜300で推移している。BtoBでこれだけの引き合いがあるなら、とても魅力的だと思う。

さて、Google Analyticsの参考値を紹介する前に、この記事ではオウンドメディアを以下のように定義するものとする。

ある企業が、自分たち自身で運用するメディア(ウェブサイト、ブログなど)で、自社のブランディングや集客、リード獲得などを最終的な目的としたメディア。

目次

  • オウンドメディアに関する3つの誤解
  • 中行企業に役立つオウンドメディア成功事例
    • オウンドメディアを軌道に乗せるGoogle Analytics参考値
    • バズらせる記事のポイント
  • 最後にまとめ

オウンドメディアに関する3つの誤解

オウンドメディアに関して、以下のような誤解がはびこっているように思う。現実にこういった誤解に基づいて、低レベルな営業会社に営業されて、高額なオウンドメディア制作を発注してしまったという事例をたくさん知っている。
それで納得のできるオウンドメディアなら何も問題ない。上記の定義のように企業の営業に役立つなら問題ない。
しかし、現実にはそんな簡単にオウンドメディアは成功しない。だから、オウンドメディア構築について考えるなら、まずは以下の誤解に関してしっかり理解しておく必要がある。

  • それっぽいデザインならオウンドメディア
  • たとえ記事を外注に丸投げしても、それっぽい記事ならオウンドメディア
  • まとめ記事を書けばオウンドメディア

それっぽいデザインならオウンドメディア

オウンドメディアっぽいデザインというものがある。これはオウンドメディアっぽいサイトをいくつか比較すればすぐ分かる。
参考までに以下のサイトを見て欲しい。なんとなく似ているのが分かるだろう。ウェブデザインには流行りがあるので、その時々の人気のデザインというものがある。

問題は「このデザインっぽくすればオウンドメディアだ」というほど単純ではないということ。リテラシーがあまり高くない人はこういったことが理解できない
。リテラシーの低いどこかの社長が「オウンドメディアが流行ってるらしいな、うちもやろう」、「スマホサイトは必須だな、うちもやろう」と部下に命令したとする。
そういう時に、デザインだけ真似てもまったく無意味なのだ。例えば腕の悪い料理人の店構えが人気店の店構えだけ真似ても、なんの意味もないのと同じことだ。

いや、そもそもWebデザインを真似することさえできないだろう。優れたウェブデザインは明確なコンセプトに基づいて設計されている。
投稿される記事や写真もそのコンセプトに基づいて一貫性を保っている。オウンドメディアのデザインテンプレートだけ真似しても、投稿内容がその品質と一致しない限り、真似サイトは次第にださくなっていくだろう。

たとえ記事を外注に丸投げしても、それっぽい記事ならオウンドメディア

オウンドメディアはあくまで自分たちのメディアだ。だから記事を外注に丸投げして次々に投稿しても一貫性が保てないし、なんの共感も生まれない。
クラウドワークス、ランサーズ、ウィルゲート、ロリポップなど記事代行サービスは色々な業者があるが、外注に丸投げしてもオウンドメディアはまずうまくいかないだろう。なぜなら、記事の作成を請け負う外注業者は、大抵昔のSEO業者が多いからだ。
昔のSEO業者は特定のキーワードでコンテンツを増やせばSEOがうまくいくと今でも思っている。かつての成功体験が忘れられないのだ。
しかし、そんな古い考えの業者に記事作成を依頼しても、いい結果になるわけがない。また外部依頼では記事の一貫性が保てない。

まとめ記事を書けばオウンドメディア

まとめ記事というものがアクセスを集めやすいことはウェブの世界では有名な話だ。あなたもNaverまとめとか一度くらい見たことがあるだろう。
だから多くのブロガーはPVを稼ぐために、とりあえずまとめ記事を書こうという風潮がある。腕の悪い営業会社は「まとめ記事を書けばアクセス集まりますよ」とか安易に営業してくる。

思うに、まとめ記事は軽薄である。馬鹿で横着な奴しか読まない。そんな馬鹿な連中からのアクセスを集めても何の意味もない。
まとめ記事に頼るようではリード獲得などできるはずもないのだ。たまにアクセスを集めるためにまとめ記事を書く程度なら問題ないが、あなた自身が自分の頭を使って、あなた自身の言葉でしっかり書いた記事がオウンドメディアの中心を占めるべきである。
なぜならこれこそオウンドメディアの本質だから。

どういう記事を書くか?はとても簡単。人の役に立つ実践的な内容を記事にすればいい。自分の伝えたいことだけを一方的に伝えるような記事は共感が得られずアクセス数も増えない。
一方的な売り込みなど論外。「こういった内容であれば読者に興味もってもらえるかな」と書く際に想像しながら、閲覧者が検索しそうなキーワードををキャッチコピーにして記事を書けばいい。

誤解に関するまとめ

上記3つ以外にも色々な誤解があるが、要約すると表面的な部分だけ真似しても無意味、ということだ。さて、それをふまえた上で、オウンドメディアの事例とGoogle Analytis参考値を見ていって欲しい。
うまくいっているオウンドメディアの本質的な部分は必ずあなたの参考になるはずだ。

中小企業に役立つオウンドメディアの事例

ではオウンドメディアの事例を2つ紹介する。紹介するのは以下の2つ。一つは安定したアクセスを獲得している。もう一つはローンチしたばかりで成長途中。どちらもこれからサイトを成功させたいという人には参考になるだろう。

  • 「IT×○○」のミライを考えるブログ
  • オウンドメディアライフ

「IT×○○」のミライを考えるブログ

「IT×○○」のミライを考えるブログ

このブログで数多くの被リンクを獲得しており、その獲得リンクを本サイトhttp://ec-cube.ec-orange.jp/に流している。従って、すごく引き合いが多い。月間250〜300件の問い合わせがあるらしい。分析結果をまとめると以下のような状況。

  1. 月間PVは25,000前後でここ1年ほど推移している
  2. いくつかPVの稼ぎ頭となる記事がある
  3. WordPressで構築してからアクセスが安定するまで1年ほどかかった
  4. 利用者は閲覧環境は圧倒的にPCが多い。PCの利用者が90%。
  5. 土日のアクセスは少ない(平日の三分の一)

4と5の分析で分かる通り、つまりは完全なBtoBに特化したオウンドメディアといえる。※ちなみにWordPressを使って構築されている。
この例からBtoB向け中小企業がWordPressを使った集客を成功させるのに何を学べるか以下にまとめみた。

オウンドメディアを軌道に乗せるGoogle Analytics参考値

  1. BtoBなら月間10万PVとか100万PVのような大台を無理して目指す必要はない
  2. 必ず何度か、商材と関連する内容の記事をバズらせる(被リンクを集める)
  3. その記事一つで安定して月間PV3,000を稼ぐのが目安
  4. アクセス上位ベスト10で月間PV15,000あれば上出来
  5. 以上のような状態になれば、意図的にバズらせなくとも記事が読まれるようになる。なぜなら、被リンクが集まるとSEOで検索上位に表示されるようになるから、検索エンジン経由のアクセスが増える。ここまでくれば営業用の記事を書いてOK
  6. 土日のアクセスが少ないのを気にする必要はない。ましてそのアクセスを補うためにリスティングをかけるなど無意味。予算を投じるなら、むしろ平日に使うべし。つまりセグメントの違うところでいくら努力してもまったく無意味ということ
  7. 自前の記事は最低300はアップすべし
  8. 無理してWordPressのスマホ対応プラグインなどを利用する必要はない

バズらせる記事のポイント

  • よく検索されるキーワードをタイトルに入れること
  • 読者の役にたつ実証性のある記事であること
  • データなどの裏づけがあること
  • 資料として参考される価値のあるもの
  • 共感の得られるコンテンツであること

こういった要素があれば、記事をバズらせることができる。読者の役に立つというのが最重要。
一過性のネタだと仮にバズっても検索ニーズが一瞬で消えてしまうため、あまり意味がないので注意が必要。「IT×○○」のミライを考えるブログに関しては以上で終わり。

オウンドメディアライフ

オウンドメディアライフ

次に紹介するオウンドメディアライフは成長途中のオウンドメディア。まだコンテンツが少なく記事の質にもムラがある。それでも色々な工夫の跡が随所に見られる。記事の下に資料ダウンロードを設置するなど、引き合いを増やす地道な努力がある。
こういった地道な取り組みを継続していくことで、何が成功する要素で、何が成功しない要素なのか、そういった経験が社内に蓄積されていく。
諦めなければ、いずれバズる記事が必ず出てくるので、そのブレイクまで粘り強く継続すればいい。オウンドメディアとかブログ運営がうまくいかないと嘆く人は、たいてい諦めるのが早い。

軌道に乗り始めるまで1年は見るべきだろう。この成果のない1年を我慢できず外注に頼っても成功しない可能性が高い。

最後にまとめ

さて、この記事を簡単におさらいする。だいたい以下のような感じ。以下のようなことが面倒くさいから嫌だという人は、オウンドメディアからの集客は諦めるしかないだろう。

  • オウンドメディアを成功させるにあたり、デザインなどの表面的な真似だけしても無意味
  • クラウドソーシングのような外注に丸投げしても絶対成功しない。予算の無駄
  • 運営者は成功パターンを見つけるまで諦めない
  • 1年継続して何の成果もないなら、根本的に何かが間違っている
  • 成功のカギは読者の役に立つ記事を書くこと
  • 顧客の属性に応じたサイト設計にすること

このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
TwitterとFacebookとRSSで更新情報を受け取れます
RSS

最近のエントリー