2016/03/13

蕎麦屋の「天ぷら」の値段は明朗会計にあらず?

以下は先日入った、あるそば屋のお品書きの一部。「天とじ? 初めて見たな」と思いさっそく注文。それを待っている間、品書きを観察していると、ふと気づいた。「天」だけは料理によってたいぶ値段が違う気がするなぁ、と

もり 580
ざる 680
たまごとじ 730
天ぷらそば 1250
天とじ 1350
天もり 1300
天ざる 1400
天ぷら 1400

「もり」をベースに値段を考えると、それにつくオプションによって値段が増えていく。「ざる」の値段から「もり」を引くと100円の差額があり、これが「のり」の料金だ。こうやって計算していくと、以下の材料は値段が固定されていると推測できる。

そば+つゆ 580
のり 100
150

問題は天ぷらだ。天ぷらは、同じ「天」という言葉を使いながらも、料理によって値段が違う。天ぷらそばを例に考えてみる。天ぷらそばは1250円。構成要素はそばと天ぷら。1250円からそば代580円を引くと天ぷらは670円。

天とじは1350円。天とじの構成要素は天ぷら、たまご、そば。たまごとそばは上記の値段と過程すると、天ぷらは620円。天ぷらそばの天ぷらは670円のなのに、天とじの天ぷらは620円。50円の差がある。天ぷらの量が違うのか、それとも技術料なのか不明だ。

ここに天もり、天ざるを加えると、事態は混迷の度を増す。天ぷらは冷たい蕎麦が一緒だと50円高い。なぜなのかは不明。材料や内容が違うかもしれないし、使う器が増えるせいかもしれない。もちろん店によって値段も当然違うだろう。

これ以上蕎麦屋の天ぷらについてまじめに考えるとけっこうカオスになるから、この辺りでやめておく。

ちなみに私は天ざるはあまり好きじゃない。天ぷらを先に食べると蕎麦が乾くいたり伸びるし、蕎麦を先に食べると天ぷらが冷める。これと同じ考えをした昔の江戸っ子は「天抜き」というメニューを考えたらしい。天抜きは、天ぷらそばのそば抜きの意味。先に天抜きを食べて、最後に蕎麦でしめるのがどちらの料理も美味しく食べられる方法。

さて、とりとめなく書いてしまったが、当然、店による違いはあるという前提で次のことが言える。そば屋の「天ぷら」は明朗会計にあらず。もしあなたが、天ぷらが好きな場合、お得なのは温かい蕎麦かもしれない。でもやっぱり、小さい差額を気にせず、食べたいものを頼むのが一番。

このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
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