2016/05/19

肉フェス食中毒のような事件から小さい子供を守る3つの心構え

肉フェスというイベントで食中毒が起きた。しかも東京と福岡の2件。詳細は各新聞社のサイトに任せるとして(http://www.yomiuri.co.jp/national/20160517-OYT1T50016.html、http://digital.asahi.com/articles/ASJ5J56YWJ5JUTIL02J.html?_requesturl=articles%2FASJ5J56YWJ5JUTIL02J.html)、東京で49人、福岡で108人の合計157人が食中毒になったらしい。
食中毒に遭ったら大人でも大変だが、基礎体力のない子供の場合、ひょっとしたら命に関わるかもしれない。こんな事態を避けるには、小さい子を持つ親ならイベントに参加する前に事前に調べておきたいことがある。
少し気を配るだけで、痛ましい事故に遭う可能性を減らせるかもしれない。公開情報を調べるだけで、意外と色々なことが分かる。

命に関わるイベントかどうか

「命に関わるイベント」などと言うとちょっと大袈裟に聞こえるかもしれない。ここで言う「命に関わるイベント」とはどういう意味か考えてみる。
例えば、音楽イベントで人が死ぬことはまずない。ステージが崩れるなどの問題があれば話は別だが、歌手が下手すぎても、それを聞いた人が死ぬことはない。こういうイベントは「命に関わるイベント」とは言わない。

一方で、食、車などはイベントに参加した人の命に関わる可能性がある。提供される料理の鮮度が低ければ毒となるし、乗る車の整備がずさんなら事故が起きるかもしれない。
このように命に関わるものをダイレクトに扱うイベントの場合、何も考えずに参加するのではなく、最低限の用心をしてかかったほうがいいだろう。

主催者の本業は何か調べる

肉フェスに関してイベントの主催はAATJという会社。会社サイトを見ると分かる通り、イベント主催を生業としている会社のようだ。
音楽ライブとかVIPチケットでファン獲得などと会社サイトには書いてある。どう考えても食イベントのプロではないことが分かる。こういった会社は電通のような広告代理店と組んで、色々な○○ブームを起こすことは得意かもしれないが、細かいところに気を配るタイプの会社ではないことは、容易に想像できる。

だいたいこんな状況が思い浮かぶ。「食のイベントは食のプロを集めれば大丈夫だろう、有名な店とかシェフを呼んでイベント集客しようよ」と軽いのりで楽しいことだけを考える。彼らは食のイベントに固有の問題(例えば衛生問題とか)などに気づくことはないだろう。

食のイベントを専門にしているイベント会社?そんなものがあるか知らないが、食や車などの命に関わるイベントに参加する場合、主催元がその道のノウハウがあるかどうかを事前に調べておいたほうがいい。
ウェブサイトを見るだけで十分な情報が集まる。もし、主催者がその道を専門としていないなら、そのイベントへの参加は多少なりリスクがあるのを覚悟の上で臨むべきだろう。

SNSでシェアされているイベントに無防備に参加しない

肉フェスなどのイベントはSNSでシェアされやすい性質を持つため、こういった類のイベント情報はFacebookなどをやっている人なら頻繁に入ってくる。
日常にスマホなどで友人が楽しんでいるのを目にしている内に、自分も参加しようという気持ちが強くなり、気軽に参加する。こういった心理の流れは誰しもがなりやすいだろう。そこに罠がある。もう一度書くが、主催者がどういう専門なのかくらいは事前に調べておこう。

個別の出店がどういう店か観察する

築地、銀座界隈にすしざんまいという店舗がチェーン展開している。いくつかの店を比較してみると、面白いことが分かる。カウンターに座れば分かるのだが、すしネタの入ったケースがきれいに手入れされている店の方が明らかに美味しい。
チェーン展開しているから、元のすしの出処はどの店舗でも同じはずだ。にも関わらず、やはり店舗ごとの味に差が出る。いくらチェーン店であっても、個別の店の細かいところまで100%管理するなんてできないのだ。

肉フェスのようなイベントでも同じことが言える。仮に主催元の管理がしっかりしていたとしても、出店している個別の店の状態の味の品質、衛生管理には必ず差が出てくる。ちゃんと管理している店もあれば、ずさんな店もある。

もしあなたが子供を連れて食のイベントに行くことがあるなら、これから買おうとしている店が、どんな管理状態なのかよく観察するほうがいいだろう。
ずさんな雰囲気を感じ取ったなら、その店がいくら行列して人気がありそうであっても、買わないほうがいいだろう。何故なら、そんなずさんな店で買った食べ物は、たとえ店食中毒にならずとも、少なくとも美味しくはないだろうから。

最後にまとめ

この記事の内容をまとめる。「命に関わるイベント」に参加する場合、子連れの親が気を配るべきは以下の通り。こういうったことに注意すれば、少しは子供を危険から遠ざけることができるだろう。

  • 無防備に「命に関わるイベント」に参加しない
  • 主催者の専門が何かイベント参加前にウェブサイトで調べる
  • 出店している個別のお店をよく観察する

気軽な安いものには注意する

数年前に格安の焼肉店のユッケで死者が出たことがあった。本来、生肉なんてものは大変な管理を要する。野外のイベントで安く提供できるような気軽なものではないのだ。

食に関すること以外の最近の例では、格安の高速バスによる痛ましい事故があった。

スマホは便利で楽しいから誰でもつい頼りがちだ。ネットで価格比較して最安サービスを選び、SNSで楽しそうな側面だけを見て、イベントに参加する。こういう行動をいつも安易にしていると、簡単に被害者になり得る。

このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
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