まとめ記事に「いかがでしたか」と書かれれる理由【広告収入のために何でもするまとめサイト】

永江一石さんのクラウドライターの諸君。ダサイから文章の最後に「いかがでしたか」って馬鹿のひとつ覚えで付けるのヤメロ!が面白かったので、後追いでまとめ記事とか「いかがでしたか」について書いてみる。

まとめサイトは「いかがでしたか」で締められてる。これはその通りで、例えば以下の記事は「いかがですか」が3回も出てくる。
https://ferret-plus.com/7819

こういうまとめ記事はどういう人が何のために書くのか?

目次

  • 「いかがでしたか」を書く人の実例
  • 何のために「いかがでしたか」と書くか
  • 「いかがでしたか」がなくても低品質なまとめ記事

「いかがでしたか」を書く人の実例

一人の実例を紹介する。私の知っている人で、こんな人がいる。20代前半で某SEO業者で1年だけ仕事してすぐ辞め、何を勘違いしたのかウェブ系の会社を起業。
※この時点で彼には何のスキルも経験もない。
どれくらいスキルが無いかというと、Web系の会社の社長なのにDNSの意味すら理解していないレベル。それで彼は経験豊富なWebディレクターと自分で言っているのだ。すごいぜ、DNSを知らないWebディレクター。

彼はたまたま知り合ったWebの知識のない営業会社の社長からWeb制作を下請けでもらった。そして信じがたいほど低品質のウェブサイト・記事を納品しことごとく炎上。最後に逃げた。
せっかく仕事をもらったのだから実績作りに採算度外視でやるべきなのに、完全に逆のことをしたのだ。

そのとき、その20代の若者はブログのライティングもしており、想像を絶するほどひどい記事を書いていた。彼の記事は以下の共通点がある。

  • 記事は「いかがでしたか」で必ず締めくくられている
  • 誤字・脱字だらけ(短い文章に20箇所くらいあった)
  • 他の記事でも読める一般論に終始し、独自の意見や経験が何も書かれていない
  • SEOを露骨に意識したタイトルになっている
  • とにかく軽薄、ひたすら軽薄
  • 画像が数百MBのままアップされている

重い写真をそのままアップするなんて、読む人について何も考えていない。こんなブログ記事はもはや害である。というか害でしかない。

こんなものが納品されたらどんな人でも怒る。仏でも怒る。私は彼が10年後ホームレスやっている姿がありありと思い浮かぶ。何も考えていないで生きてるとこうなるという見本だろう。

何のために「いかがでしたか」と書くか

なんのために「いかがでしたか」とまとめ記事の締めに書くのか

フェイクニュースもまとめサイトも、芸能人ニュースサイトも、すべては広告収入のためだけにどんな記事でも書く。DENAのWELQとか、最近だとヘルスケア大学もそう。まとめ記事はアクセスを集めやすいというのは本当で、大抵は横着な人がスマホで検索して暇つぶしに見たり、どうでもいい調べ物に使ったりする。
何か知らないことがあるとすぐスマホで検索する人が多いので、アクセスを集めやすいのだ。

スマホでは誤操作が起きやすいのは、あなたも経験があるだろう。これがポイントなのだ。

例えば、Googleの広告の掲載は簡単な審査で誰でもウェブサイトに載せることができる。掲載した広告は閲覧者がクリックすれば収入になる仕組みで、仮に間違えクリックしても広告主には収入になる。まとめサイト管理者はそういうのを狙っているのだ。
だからまとめサイト管理者はどんな方法でもいいので、とにかくアクセスを集めようとする。アクセスさえ集めれば収入になるのだから、何でもするわけだ。

「いかがでしたか」と書かれている、すなわちまとめ記事である、という認識が閲覧者にあるため、まとめ記事と認識してもらうために「いかがでしたか」と判で押したようにみんな書く。まとめサイト管理者が記事のライティングを外部に発注するとき、要件に「いかがでしか」と書くのを入れることもある。

依頼されたクラウドライターは、要件になくても発注者の意図を忖度して「いかがでしたか」と書くかもしれない。

「いかがでしたか」がなくても低品質なまとめ記事

「いかがでしたか」がなくても低品質な記事はある。例えばこの記事も典型的な低品質まとめ記事だ。
https://ferret-plus.com/7857
「フォローしておくべきWeb業界の著名人Twitterアカウント50選」というタイトルだが、単に業界で有名な人のTwittterアカウントを列挙しただけである。「著名人の名前を列挙してSEOで検索にひっかかればいいな」という魂胆が露骨に見える。
これを書いた人は実際にアカウントを一つ一つ調べたわけでもなんでもないことは明らかだ。なぜなら、紹介されているアカウントの中に普段ほとんど運用されていないアカウントがいくつもあるからだ。
いくら有名な人であっても、普段から運用されていないアカウントをフォローする意味はない。それなのにこのライターは「フォローしておくべき」とタイトルに書いている。

この記事を書いた人は何も調べずてきとうに列挙しただけなのだ。これがまとめ記事の実体である。去年あれだけWELQで騒いでいたのに、今日なお、これがまとめサイトとかまとめ記事と言われるものの実体である。

というわけで、まとめ記事とかキュレーションサイトと呼ばれるものはずさんなので、見るだけバカになり時間を無駄にするだけ。読まない方が吉です。

このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作を経験。CMSの提案、アクセス解析などが得意。(株)エスキュービズムで有名牛丼チェーン店や私立大学、オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。あなたに寄り添ったウェブの提案が可能です。仕事のウェブサイトはこちら
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