2017/11/09

てるみくらぶを利用して損した人の共通点

てるみクラブのニュース。返金されない人が憤っているらしいけど、筋違いじゃない?
<てるみくらぶ>「人生めちゃくちゃ」債権者集会

格安海外旅行の「てくみくらぶ」が99億円の負債を抱えて破綻したのは今年の春のこと。申し込み件数は3.6万件で総額99億円、人数にすると9万人。一人あたりの損害は単順計算して平均110,000円だ。
朝日デジタル

多くの被害が出て海外から自力で脱出しないといけない人もいるらしい。それが若い人なら、こういう難局を切り抜ければ転職とか就職の時に有利だろうなぁとか思うがそれはさておき、今回のてるみくらぶ騒動でどういう人が損をしたか考えてみた。

目次

  • 格安サービスはどこかで無理をしている
  • 格安サービスは企業規模が大きないと提供できない

格安サービスはどこかで無理をしている

公益財団法人 日本生産性本部の「国内旅行のゆくえと余暇」によると2014年の海外旅行の平均金額は16.8万円とある。あくまで平均の比較だから一概には言えないのだけれども、てるみくらぶの平均は11万円だから5.8万円もの差額があるわけだ。てるみくらぶの平均料金を一般平均金額にするにはプラス50%もしないといけない。この金額差は大きい。

つまりてるみくらぶの料金はあまりに安かったのは明白なのだ。てるみくらぶ利用者は、「安い安い」と喜んで同社を利用しておきながら、ある日突然、てるみくらぶが破産しても返金がなくても、それは自己責任でしょ。少なくとも人生めちゃくちゃにはならないと思う。旅行会社に限らず、安過ぎて問題になった事例を我々すでにたくさん知っている。パッと思いつくだけで以下のようなものがある。

  • 耐震を偽装した姉葉マンション
  • 多くの死者を出した高速バス
  • 焼肉酒屋えびすのユッケの死者
  • 駅前の留学のNOVA

これらに共通するのは格安料金とかたくさんのテレビCMだ。多少の金額を損をするくらいならどうってことないと思うけど、死者が出ているものがあるのは深刻。そういう目に遭わないようにするには、格安サービスや商品に接したときに「何かおかしい」と思うかどうかだ。明らかに安いということは、提供元がどこかで無理をしている証拠でしょう。

人件費の高い日本ではそれが商品であれ食事であれサービスであれ、手間のかかるものはある程度高くて当然なのだ。それが安い場合どこかで辻褄が合っていないわけだから、それを埋めるために無理をしている可能性が高い。

それでも格安を使いたければ

それでも欲しいものが安ければ誰だって思わず飛びつくものだ。それは仕方ない。ただその時は「安いのだから損をしてもいい」と覚悟した上で飛びつけば、いざ本当に損害を被った時に、精神衛生上そこまで不愉快な思いをしなくて済む。ちなみに食とか交通のように命に関わるものの格安は利用をおすすめしない。取り返しがつかないから。

格安サービスは企業規模が大きないと提供できない

ちゃんとしたものやサービスを提供しようとすると絶対にある程度の価格になる。人の手がかかっているので当然である。吉野屋とかトヨタのカローラが安いのは資本とノウハウがあるから。薄利多売には大きな資本が必要

つまり格安なのに資本がなさそうな会社、広告でやたら見る会社、急に有名になった会社は怪しいと思ったほうがいい。英会話のNovaとか覚えてないだろうか?すごい本数のテレビCMやっていたけど、社長が逃げ回る結果になった。もし格安サービスを提供している会社が、オフィスが小さなビルの一室とかの場合、めっちゃ怪しいと思ったほうがいい。安いからと飛びつく前にそれくらい調べたほうがいい。

格安を利用する際は事前に企業規模の生データのようなものに当たって調査する。そういった努力もしないで、単に安いメリットだけを享受しようなんて厚かましいだけでしょう。ちなみに多くの口コミサイトは根拠のないことを好き勝手に書いてあるものケースが多く、情報は玉石混淆なので、事前調査には何の役にも立たない。

結論:安いものに飛びつくな。飛びつくなら損を覚悟で

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このブログの筆者

早川朋孝
早川朋孝
ネコ好きな読書家。
月一冊は専門書を読むのが目標。年間読書計画はだいたい決まっているが、だいたい横にそれるのが悩み。好きな作家は塩野七生さん、佐藤優さんなど。タバコ嫌いで、ちょい右寄りです。

仕事はウェブが専門。学生の頃よりウェブ制作に従事し、CMSの提案やアクセス解析が得意。上場企業や、東京オリンピック関連サイトなど大規模ウェブサイトのプロジェクトを多数経験。仕事のウェブサイトはこちら
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