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2018年に読んで面白かった本ベスト5

2018年12月30日 書評

今年発売した本の中から、面白かった本、ためになる本5冊を紹介します。まずは5位から。

5位 誰もが嘘をついている 〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

誰もが噓をついている〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性〜

多くの人は「あなたはゲイですか?」のような繊細な質問に対して、アンケートでは正直に答えないんです。そのアンケートがたとえ匿名であっても。まぁ、なんとなく分かりますよね。しかし、そんな秘密をgoogleに人は自分からカミングアウトするのですよ。人が正直に検索することで今までより精度の高いデータが得られ、ゲイ人口の真実に近い割合が分かるようになったのです。本書はgoogleの元データサイエンティストが暴露する、驚愕のビックデータの世界。
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4位 辺境中国

辺境中国

あなたは中国の辺境と聞くと、どういうイメージを抱くだろう?広大な中国の「辺境」一口に言ってもその表情は実に様々で、本書は英国人ジャーナリストが新疆、チベット、雲南、東北部という中国の辺境を旅して記録した渾身のルポルタージュ。大都会にいると決して味わえない大冒険を一冊の書物で追体験できちゃうお得な本です。著者の強靭な体力と好奇心、勇気、執念には感服する。
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3位 死に山

1959年2月1日、9人のロシアの大学生の登山チームがウラル山脈北部で遭難し全員死亡した。死因は低体温症と外傷だった。女性二人を含む9人の若者は登山経験が豊富だったにもかからず、なぜこのような悲惨な目に遭ったのか。ディアトロフ峠遭難事故として有名なこの事故は、その不可解さから様々な憶測を読んだ。この謎に興味を持った著者は私財をはたいて取材にのめり込み、一つの結論を得た。さて、その結論とは。面白すぎて1日で読んだ今年の最高の一冊。
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2位 AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs.教科書が読めない子供たち

世間ではAIに対する期待が大きすぎるが、人間と同等のAIなんて夢物語だと分かる。所AIは平たくいえば計算機でしかなく、人間の認識する様々な事情を統計、確率、論理のいずれかに置き換えることは不可能だから。AIとはその程度のものなのだけれども、その程度のAIより低い読解力しか持たない子どもたちが増えているという。そんな子どもたちが将来大人になって世の中を生きていけるのだろうか。著者は数学者で教育者でもあり、すげー説得力に溢れた一冊。読んでいないなら必ず読むべき本。
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1位 核は暴走する

核は暴走する

ぶっちぎりの1位はエリック・シュローサーの『核は暴走する』。今私達が生きているこの世界で、核戦争が起きていないのは極めて確率の低い偶然が重なっていたためだった。本書は著者がアメリカで起きた核兵器に関する事故を丹念に洗い出し、まとめたもの。どんなに完璧だと思えるものを作っても、人間の思い通りにはいかない現実を認めよう。福島原発もそうだったでしょ。バグのないITCシステムが欲しいとかアホな夢物語を描いている人にも読んで欲しい。翻訳は大御所の布施由紀子氏。上下巻2冊で8000円くらいと高価だが、それだけの価値はある。
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特別賞 サカナとヤクザ

サカナとアワビ

5位以内ではないけど、この記事のランキングが10位だったら間違いなくランクインした本が『サカナとヤクザ』。アワビの半分が密漁品で暴力団のシノギ担っている現実を、著者は築地でバイトするなど5年に渡る取材で暴いた。日本の漁業の現実を知るのに最適な一冊。
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最後に

他にも『11の国のアメリカ史』とか、『総務部長はトランスジェンダー』、『B.C. 1177』、『あだ名で読む中世史』、『猫はこうして地球を征服した』とかいろいろありますが、きりがないのでこの辺にしときます。見返すとノン・フィクションが多く小説がないな。。そもそも小説はあまり読まないし、読んでも読書ノートを取らないから当然なのですが。来年はもう少し小説も取り上げます。

このブログを書いてる人
早川 朋孝

営業力のありすぎるウェブ制作会社で働いた経験のあるウェブ運用の専門家です。炎上案件の対応は豊富です。ウェブ業界一筋15年で、誰もが知ってる大手牛丼チェーン店や東京オリンピック関連サイトをはじめ、大企業から町の歯医者までCMSの導入や保守など幅広く経験しました。アクセス解析からLinuxの操作までウェブ運用に関することはなんでもやります。立ち位置としてはエンジニアと営業の中間にいて、両者の調整をするのが得意です。ルークとR2D2を仲介するC3POみたいでしょ。

ネコ好きな読書家で、毎年年間の読書計画はだいたい決まっているが寄り道ばかりで守られたためしがない。

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