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Pythonを使って楽天APIでお客さんからの問い合わせ一覧を取得してみた

早川朋孝 早川朋孝
EC専門のSE

RMSのログインはけっこう面倒くさい。二段階のログインがあるし、セッション時間も短い。日常的に使うツールとしては不便といえる。

例えば、Chatworkやスプレッドシートなど社内で使っている便利なツールで、楽天のお客さんからの問い合わせを管理できたり返信できればRMSへのログインは不用となり、日常の業務が効率化できる。

とりあえず、Pythonで楽天のAPIを経由してお客さんからの問い合わせ一覧を、2024-01-01のように日付を指定して取得してみる。簡単な例だがサンプルコードは以下の通り。

    def get_inquiry_list(day):
        #問い合わせ一覧を取得
        #day : str 例2024-01-01
         
        from_day = day + 'T00:00:00'
        to_day = day + 'T23:59:59'

        url = 'https://api.rms.rakuten.co.jp/es/1.0/inquirymng-api/inquiries'
        url += '?fromDate=' + from_day + '&toDate=' + to_day + '&limit=100'
        url += '&page=' + str(1)

        #認証情報を設定
        service_secret = ''
        licens_key = ''
        b64 = service_secret + ':' + licens_key
        b64_en = base64.b64encode(b64.encode())

        headers = { 
         'Authorization': b'ESA ' + b64_en, 
         'Content-Type': 'application/json; charset=utf-8',
        }   
    
        response = requests.get(url, headers=headers) 
        return response

取得したデータは自社のDBに保存するなり、スプレッドシートに書き出すなり、ChatworkのAPIに転送するなりすればいい。APIを使えば業務効率は格段に上がる。ツールの都合で毎日強いられている不便に甘んじる必要はない。

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このブログを書いてる人
早川 朋孝 EC専門のSE
IT業界歴20年のエンジニアです。ネットショップ勤務で苦労した経験から、EC・ネットショップ事業者に向けて、バックオフィス業務の自動化・効率化を提案するSEをしています。
プロフィール
API連携の相談にのります
趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など
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