EC業務自動化システムのネクストエンジンにはAPIがあり、プログラムとEC業務に精通していれば、複雑なEC運用も自動化することができます。
例えば、契約倉庫への出荷指示のために、一件ずつ受注詳細を確認して修正するとなると時間はかかるし、間違いも発生します。機械的に処理ができるならそのほうがずっと楽です。
というわけで、いつもの通りPythonで雑務を自動化しました。具体的な内容は以下の通りです。
ネクストエンジンの伝票の詳細にある「納品書特記事項」に店舗名を自動記載し、「ピッキング指示」にのしやメッセージなどの内容を自動転載する。この二つの項目はエアロジとAPI連携すると、自動でエアロジに送信されます。

ネクストエンジンの項目名 | エアロジの項目名 |
---|---|
納品書特記事項 | 拡張項目の「注文拡張1」 |
ピッキング指示 | 倉庫備考 |
アプリに欲しい機能がなくても、APIを活用して自社専用の業務システムをすることができます。面倒な業務はシステムにやらせれば、人にしかできないことに専念できます。
参考までにネクストエンジンAPIのaccess tokenを取得をPythonでするサンプルコードを以下に記載します。詳しい認証の仕様は公式ドキュメントをご確認ください。
class NextEngineApp(): def __init__(self): self.client_id = '' self.client_secret = '' self.uri = 'https://api.next-engine.org' self.header = { 'Content-Type': 'application/x-www-form-urlencoded' } endpoint = '/api_neauth' url = self.uri + endpoint data = { 'uid': self.uid, 'state': self.state, 'client_id': self.client_id, 'client_secret': self.client_secret } #tokenを取得 response = requests.post(url, headers=self.header, data=data)