Shopfyなどで越境ECを運営していて、売上が米ドルがベースになるという運用しているネットショップは多いと思います。そういう場合、売上をレートに基づいて手作業でいちいち円に計算しないといけないので、実に手間がかかります。
ネクストエンジンのような一元管理ツールを使っている場合、例えば楽天の売上は円で計算され、Shopifyの越境ECは米ドルで計算され、売上や利益の計算がうまくできません。このような場合にネクストエンジンのAPIを使えば、自動で米ドルを円換算できるため、実に有用です。

基本的な考え方は以下の通りです。
- shop_idで越境ECを指定して対象店舗を絞り込む
- 合計金額を円に変換する計算をする
仮に米ドルと日本円の為替レートが1ドル155円だとすると、Pythonで式を書くと以下のように計算できます。receive_order_total_amountというのは、ネクストエンジンのAPIで受注詳細の合計金額を指定するキー名です。上記写真の赤枠の欄です。
todays_rate = 155 order['receive_order_total_amount'] = int(float(order['receive_order_total_amount'])) * todays_rate
この金額で更新をかければ、受注合計金額が日本円に変換されます。受注データ1件いずつ修正することもできますが、仮に毎日何十件もの受注データがある場合は、時間がかるのでそんなことはやっていられません。
時間のかかる単純作業はAPIを使って自動化するに限ります。