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越境ECの売上が米ドルがベースになっているのを、ネクストエンジンのAPIで円に計算する

早川朋孝 早川朋孝
EC専門のSE

Shopfyなどで越境ECを運営していて、売上が米ドルがベースになるという運用しているネットショップは多いと思います。そういう場合、売上をレートに基づいて手作業でいちいち円に計算しないといけないので、実に手間がかかります。

ネクストエンジンのような一元管理ツールを使っている場合、例えば楽天の売上は円で計算され、Shopifyの越境ECは米ドルで計算され、売上や利益の計算がうまくできません。このような場合にネクストエンジンのAPIを使えば、自動で米ドルを円換算できるため、実に有用です。

基本的な考え方は以下の通りです。

  • shop_idで越境ECを指定して対象店舗を絞り込む
  • 合計金額を円に変換する計算をする

仮に米ドルと日本円の為替レートが1ドル155円だとすると、Pythonで式を書くと以下のように計算できます。receive_order_total_amountというのは、ネクストエンジンのAPIで受注詳細の合計金額を指定するキー名です。上記写真の赤枠の欄です。

todays_rate = 155
order['receive_order_total_amount'] = int(float(order['receive_order_total_amount'])) * todays_rate

この金額で更新をかければ、受注合計金額が日本円に変換されます。受注データ1件いずつ修正することもできますが、仮に毎日何十件もの受注データがある場合は、時間がかるのでそんなことはやっていられません。

時間のかかる単純作業はAPIを使って自動化するに限ります。

> APIを使った業務アプリの例と動いている画面をご覧ください

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このブログを書いてる人
早川 朋孝 EC専門のSE
IT業界歴20年のエンジニアです。ネットショップ勤務で苦労した経験から、EC・ネットショップ事業者に向けて、バックオフィス業務の自動化・効率化を提案するSEをしています。
Web運用の経験もあり、アクセス解析、広告運用が得意で、広告APIとプログラムとの合わせ技で並の広告代理店にはできない提案が可能です。
プロフィール
API連携の相談にのります
趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など
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