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MacにインストールしたWordPressの仮想環境VVVを起動する方法が分からなくなった人が読む記事

早川朋孝 早川朋孝
EC専門のSE

えーと、初心者にあるあるのお話しなのですが、例えばローカル環境にWordPressのパッケージをインストールすべく、検索したサイトの手順を見よう見まねでVirtualBoxやらVagrantやらVVVをインストールし、再現できて満足し、VirtualBoxをシャットダウンした。そして、次にいざローカル環境のWordPressを起動しようとしたら、起動の方法が分からない。これはローカルの開発環境に関する初心者が陥りがちな罠の一つです。

もう一度検索したウェブページが見つかればいいのですが、似たようなサイトをたくさん参照したものだから、もはやわけが分からなくなってしまう。せっかく苦労してローカルにWordPressをインストールしたのにこれではその苦労が水の泡である。これで諦めてしまうのはもったいないし、また最初からやりなおすなんてのも選択肢としては論外です。冷静に考えれば一度起動したのだから、手順がわかりさえすればもう一度起動できるはずなのです。

ここではその手順を紹介します。まずはおおざっぱな流れは以下の通り。

  1. VirtualBoxかVVVを選んで起動する
  2. Vagrantを起動する
  3. 仮想マシンにログインする

VirtualBoxかVVVを選んで起動する

まずは仮想マシンを起動しないことには何も始まりません。複数のディスクがある人はVVVを選択して起動しましょう。通常起動です。これは簡単でしょう。

MacからVirtualBoxを選択
まさかVirtualBoxが分からないという方はいないと思いますが。このアイコンです。

VVVにログイン
vvv login:はvagrant、パスワードもvagrantです。VVVにログインできた
うまくいきました

Vagrantを起動する

vagrantfile
次にVagrantを起動します。ターミナルでVVV配下で、Vagrantfileのある階層です。そこに移動したら以下のようにコマンドを打ちましょう。パスワードは空でいけます。3回パスワードを求められますが、空のパスワードで強引に突破できます。本当はもっと別の方法があるかもしれませんが、私は知らないのでこれでいきます。


パスワードは強引に突破

#vagrant reload

vvvにログイン成功
成功するとこういう画面が出ます。

ブラウザで表示する

VVVをブラウザで表示
ブラウザのURLでhttp://vvv.testを入力しページが表示されればです。ここまでくればあとはoneでもtwoでも好きなWordPressを使うだけ。

VVVのWordPressのSQL接続情報

vvvのwordpressのsql接続情報はwp-config.phpに記述があります。WordPressの設定に関しては大抵の情報はwp-config.phpに記述があるので、設定情報に関してはとりあえずwp-config.phpを見ましょう。SQLの接続情報は以下のように記載があります。

// ** MySQL settings – You can get this info from your web host ** //
/** The name of the database for WordPress */
define( ‘DB_NAME’, ‘wordpress-one’ );

/** MySQL database username */
define( ‘DB_USER’, ‘wp’ );

/** MySQL database password */
define( ‘DB_PASSWORD’, ‘wp’ );

え?こんなセキュリティに関する情報をネットに書いていいのかって?一般公開していないローカル環境なのでまったく問題ありません。仮想環境がインストールされたそのパソコンからしか、アクセスできないので。

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このブログを書いてる人
早川 朋孝 EC専門のSE
IT業界歴20年のエンジニアです。ネットショップ勤務で苦労した経験から、EC・ネットショップ事業者に向けて、バックオフィス業務の自動化・効率化を提案するSEをしています。
プロフィール
API連携の相談にのります
趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など
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