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CentOS7でSeleniumとPythonを動かすまで

早川朋孝 早川朋孝
EC専門のSE

CentOS7でSeleniumとPython環境を動かすにはまりそうな点をまとめた。初めてだと以下のような点が原因でつまりがちだと思う。

  • ChromeとChromedriverが必要である
  • 両者のバージョンを合わせる必要がある
  • ダウンロードしたドライバーの権限を調整する

まずはOSのバージョンを確認する。

$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)

次にChromeをインストールする。

$ cd /etc/yum.repos.d
$ sudo vi google.chrome.repo

ファイルは以下のように記述する。

[google-chrome]
name=google-chrome
baseurl=http://dl.google.com/linux/chrome/rpm/stable/$basearch
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub
$ sudo yum -y install google-chrome-stable

さて、Chromeのインストール後に大事なのが、バージョンの確認である。

$ google-chrome –version
Google Chrome 97.0.4692.99

上記バージョンに一致するものを以下のサイトからダウンロードする。
https://chromedriver.storage.googleapis.com/index.html

ダウンロードするディレクトリに配慮すること。

$wget https://chromedriver.storage.googleapis.com/97.0.4692.71/chromedriver_linux64.zip

ダウンロードしたら解凍し、権限を調整する。

$ unzip ダウンロードしたファイル名
$ chmod 755 解凍したファイル名

次にSeleniumをダウンロードする。

$ pip install selenium

以上で準備は完了したので、あとはPythonで動作確認しよう。

from selenium import webdriver
options = webdriver.ChromeOptions()
options.add_argument(‘–headless’)
driver = webdriver.Chrome(options=options)
driver.get(‘任意のURL’)
×
このブログを書いてる人
早川 朋孝 EC専門のSE
IT業界歴20年のエンジニアです。ネットショップ勤務で苦労した経験から、EC・ネットショップ事業者に向けて、バックオフィス業務の自動化・効率化を提案するSEをしています。
プロフィール
API連携の相談にのります
趣味は読書、ピアノ、マリノスの応援など
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