一般向けの記事のアーカイブ
大好きな書籍のことを中心として、他にIT活用方法や、政治ネタ、歴史ネタなど自由に書きます。紹介する書籍は実際に自分で読んだ本のみが対象です。
【書評】サピエンス全史
あなたは詐欺られているがそれに気づいていないとしたら?当然だと思っていることが嘘だとしたら?「サピエンス全史」ではそんな発想を学べる。最近、ビッグヒストリーという言葉を耳にするようになった。一般的な世界史、つまりギリシャ、次にローマ、そして並行して古代中国から始まる歴史ではなく、宇宙の誕生から始まり、地球が生まれて、生物が誕生し、やがて人類が誕生する。
続きを読む【書評】ペストの記憶 ダニエル・デフォー
17世紀のロンドンで流行したペストのさまを描いた小説。小説とはいえ著者:ダニエル・デフォーは完全なフィクションでもなく、ノン・フィクションでもないようなスタイルで、ペストの恐怖を伝えることに成功している。その怖さに背筋が冷たくなります。
続きを読む北朝鮮のミサイルが飛んだ「日本上空」はほとんど宇宙じゃない?
アメリカが日本に攻撃をしかけてくればそれは国難どころか危急存亡だけど、この表からわかる経済の差があり、その上アメリカ軍に守ってもらっている日本にとって、北朝鮮は国難とは言い難いし、日本の上空を通過するミサイルは実際にどれくらい脅威なのか?を冷静に考えてみると、こちらも大して脅威と言えるほど切迫していない。
続きを読む書評『ネコ学入門』
愛すべきネコ本。これを読むとネコと会話できるようになります?冗談みたいですが、一部本当です。いつもネコを触ろうとして逃げられてしまう人は、ネコと接するための嬉しいヒントが満載です。例えば、ネコを手で触ろうとすると、ネコはパンチされると思い身構えるから、顔から近づくとか。
続きを読む実録・悪質Web制作会社のホームページリニューアル舞台裏
「ホームページ作りませんか」、「SEOで順位上げませんか」、「オウンドメディアどうっすか」などなどウェブ制作の電話営業にはいろいろな文句があります。営業会社にはちゃんとした会社もあれば、そうでない会社もあり、知識がない人からするとその違いはわかにくいものです。そういう人のために、まっとうな会社かそうでないか見分ける要点をまとめました。「うちはなんでもやります」と言ってくるウェブ制作会社と契約すると、たいていもめます。
続きを読む書評『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』 ジュリア・カジェ
メディアと出版社の劣化が著しいと言われるようになって久しい。2014年の朝日新聞騒動、嫌韓&日本礼賛本や簡単なハウツー本ばかり出す出版社。今我々が生きている環境がこういった状況であるのだから、自分が接する情報はよほど意識して選ばないと質の悪い情報に埋もれることになる。
続きを読む『暴力の人類史』 スティーブン・ピンカー
はびこる暴力とテロ。悲惨なニュースに日常的に接していると、今日の世界はとても暴力的な世界だと思うかもしれない。しかし現実は違う。統計が語るのは今日は史上空前の平和な時代であるということである。著者スティーブン・ピンカーは科学的な姿勢を徹底し、様々なエビデンスを示しながらそれを証明していく。
続きを読む大人なら「A級戦犯」の正しい意味を知っておきましょう。太平洋戦争についての正しい知識を得るのにオススメの二冊
A級戦犯は「すごく悪いやつ」という意味ではありません。A級、B級、C級というのは罪の種類が違うだけ。これらの恣意的な区分を作ったのはアメリカとイギリスで、すさまじく傲慢な発想に基づいて作られていることが『日米開戦の真実』と『アーロン収容所』を読めばわかります。この時期に報道される戦争絡みの内容は偏ったものが多いので、大人のあなたはまずは良書で正しい知識を得ましょう。
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