一般向けの記事のアーカイブ
大好きな書籍のことを中心として、他にIT活用方法や、政治ネタ、歴史ネタなど自由に書きます。紹介する書籍は実際に自分で読んだ本のみが対象です。
なぜ私たちは明らかな「敗戦」を「終戦」と表現するのか?
敗戦を終戦と表現するのはアメリカが戦後の占領をしやすくするための宣伝工作です。私たち日本人は「敗戦は日本政府のせいだ」という宣伝工作を信じ、明らかな日本の「敗戦」を「終戦」と置き換えるようになりました。
続きを読む【書評】日米の衝突 ペリーから真珠湾、そして戦後 ウォルター ラフィーバー
『日米の衝突』に通奏低音のように一貫しているのは、自由の国アメリカから見た日本という異質な資本主義の国に対する競争相手として意識です。なるほどアメリカ人は日本をこう見ているのかというのがよく分かり、例えば外資系の東京オフィスで働いている日本人からすると、同僚のアメリカ人の見方が変わるかもしれない。
続きを読む『誰もが嘘をついている 〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性〜』
人は恥ずかしい質問にはたとえ匿名であっても素直には答えない。しかし、検索エンジンには自分から告白する。本書はgoogleのデータサイエンティストが明かした驚愕のビッグデータの世界。下世話な事例が多く紹介され、ビックデータという新しい概念を親しみやすく紹介している。
続きを読む東京医大の前理事や杉田水脈氏に代表される昭和オヤジたちが日本の国益を損ってる。でもそんなに絶望してませんけど?
東京医大の女子差別や杉田水脈に代表される相次ぐ昭和のオヤジたちの世間一般の常識とかけ離れた振る舞いを、腹立たしく思っている人は多いでしょう。でも、わたしはそんなに絶望していません。というのも昭和オヤジたちはあと10年〜20年もすれば大半が第一線から退いて、今SNSで声をあげる若い人が社会の中核を担うようになるから。そしたら今よりましな日本になると思う。
続きを読む【書評】非正規・単身・アラフォー女性「失われた世代」の絶望と希望
団塊ジュニア世代ということで割を食った現在のアラフォー女性の困窮を、同じくアラフォー女性の著者が丁寧に取材して描いた力作。劣悪な環境で日雇い労働した女性の経験から、強姦魔を撃退した女性の体験談まで笑いも涙も、希望も絶望も幅広く含む良書。新書で読みやすい。
続きを読む【書評】総務部長はトランスジェンダー 父として、女として 著者:岡部鈴
広告代理店勤務の総務部長はある金曜日、「これからは女として生きる」と社内メールを一斉配信。それ以降は近所のトランクルームで女になってから出勤するという二重生活を始める。本書は著者の体験を元にしたノン・フィクションで多様なトランスジェンダーの世界を追体験できる良書だ。”
続きを読む杉田水脈氏は「昭和のオヤジ」の生き残りだった。「LGBTは生産性がない」全文を読んでわかったこと
LGBTが労働をすれば生産に貢献するわけで、杉田水脈氏の「LGBTに生産性がない」というのはそもそもおかしく、論理が通ってない。いやそれ以前に、マイノリティとして苦しんでいる人に「LGBTに生産性がない」と心ないことを言える神経がおかしい。
続きを読む杉田水脈氏の「LGBTは生産性がない」の全文を読んで出した結論
杉田水脈氏の「LGBTは生産性がないから税金がもったいない」発言について、新潮45のコラムを読んで確認したが著しく知的レベルが低いことが判明した。こんな人に議員収入が税金から払われていることのほうがもったいない。
続きを読むトランプ大統領の行動の理由がわかる本【書評】炎と怒り マイケル・ウォルフ
トランプ陣営の実体を暴露した「炎と怒り」は著者マイケル・ウォルフがホワイトハウスでトランプとその周囲の人間を観察した暴露本。下世話な表現が多く500ページに及ぶ長い本だが、それだけに信憑性があり著者の優れた観察眼が伺える。トランプの一貫性のない行動の理由が本書を読むとよく分かる。
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