ブログ記事アーカイブ
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書評『死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』 著者:ドニー・アイカー
謎の遭難事件として名高いディアトロフ峠遭難の真実に迫ったノンフィクション。極寒のウラル山脈でテントを捨てた結果、登山経験豊富な9名からなる若い登山チーム全員が命を落とした。事件にはまった著者は私財を投じて真相に迫り、一人の生存者がいることを知る。
続きを読むコンビニに外人が増えた理由。その数は今後もっと増えるけど、やがて減るかも
最近コンビニに外国人が増えた理由は、日本が人口減社会でありそれを補う労働力として、外国人留学生と技能実習生が利用されているからです。しかし、外人が無制限にいるわけなではないし、いつまでも便利な日本社会を維持できるとは限らない。これからは多少不便な世の中であることを受け入れなくてはならないのではないだろうか。
続きを読む東京拘置所の地震マニュアルが生き残る示唆に満ちている件『獄中記』
大地震が発生した時の生存率は、日頃の心構えがものをいいます。自宅や職場で水や食糧、簡易トイレを用意しておく。助け合えるよう人付き合いをしておく。こういったちょっとした用意で、いざという時に困らずに済むし、生存率も高まります。
続きを読むただのチンピラがどうやってドイツ総統になったのかを描く【書評】1924 ヒトラーが“ヒトラー”になった年
一介のチンピラだった男が自分の演説の才能に気づき聴衆を魅了し、やがて一揆を起こすが失敗し、ユダヤ人への憎悪を募らせながら一冊の本を書く。運や偶然に恵まれた彼はわずか6か月で仮釈放され、短期で政治の世界に復帰しやがて権力を握る。本書を読むことで、ポピュリズムのもつ危険性に触れることができる。
続きを読む英国人ジャーナリストによる中国辺境の命がけの冒険【書評】『辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く』 デイヴィッド・アイマー〈著〉
あなたは中国の辺境と聞くと、どういうイメージを抱くだろう?広大な中国の「辺境」一口に言ってもその表情は実に様々で、本書は英国人ジャーナリストが新疆、チベット、雲南、東北部という中国の辺境を旅して記録した渾身のルポルタージュ。大都会にいると決して味わえない大冒険を一冊の書物で追体験できちゃうお得な本です。
続きを読む【書評】「発達障害」と言いたがる人たち 著者:香山リカ
精神科医の香山リカ氏が発達障害に関して論じた本。香山氏はここ数年「あなたは発達障害です」と言ってほしい人が増えたのに気づいたらしい。その背景に、社会になじめない人が発達障害という病気のせいにしたいという心理があると見抜く。
続きを読む【書評】GAFA 四騎士が創り変えた世界 スコット・ギャロウェイ
著者が四騎士と呼ぶGAFA、すなわちGoogle、Amazon、Facebook、Appleにどっぷり浸かっている若者よ、勉強しないと四騎士に搾取されるだけの人生になってしまう。普通の生活さえ送れないぞ、という自己啓発本。普段から勉強している人は読む必要なし。
続きを読むなぜ私たちは明らかな「敗戦」を「終戦」と表現するのか?
敗戦を終戦と表現するのはアメリカが戦後の占領をしやすくするための宣伝工作です。私たち日本人は「敗戦は日本政府のせいだ」という宣伝工作を信じ、明らかな日本の「敗戦」を「終戦」と置き換えるようになりました。
続きを読む【書評】日米の衝突 ペリーから真珠湾、そして戦後 ウォルター ラフィーバー
『日米の衝突』に通奏低音のように一貫しているのは、自由の国アメリカから見た日本という異質な資本主義の国に対する競争相手として意識です。なるほどアメリカ人は日本をこう見ているのかというのがよく分かり、例えば外資系の東京オフィスで働いている日本人からすると、同僚のアメリカ人の見方が変わるかもしれない。
続きを読む『誰もが嘘をついている 〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性〜』
人は恥ずかしい質問にはたとえ匿名であっても素直には答えない。しかし、検索エンジンには自分から告白する。本書はgoogleのデータサイエンティストが明かした驚愕のビッグデータの世界。下世話な事例が多く紹介され、ビックデータという新しい概念を親しみやすく紹介している。
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