一般向けの記事のアーカイブ
大好きな書籍のことを中心として、他にIT活用方法や、政治ネタ、歴史ネタなど自由に書きます。紹介する書籍は実際に自分で読んだ本のみが対象です。
AIに仕事が奪われる日は果たして来るのか?AIは夢の技術なのか?【書評】「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
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「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者:新井紀子氏はAIは夢の技術でもなんでもないと説く。AIただの計算機で、人間の知能に代わるものとはなり得ないからだ。しかし、その程度のAIにすら、読解力がないためにAIほどの仕事ができず、AIに仕事を奪われる人が今後たくさん出てくる。そのために読解力とコミュニケーション能力を磨く必要がある、というのが著者の論旨だ。
続きを読む【書評】歴史の証人 ホテル・リッツ
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第二次大戦中のホテル・リッツは、数多くの歴史的出来事の舞台となった。へミングウェイ、ロバート・キャパ、マルセル・プルースト、アルレッティ、ジャン・コクトー、ココ・シャネルなどが登場し、フランス好きな人を楽しませてくれる。そしてワイン好きも惹かれるだろう。
続きを読む【書評】チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
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塩野七生のデビュー作「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」は、毒のあるエネルギッシュな人に会ったときの対処法を学べます。周囲の人の心配を一顧だにせず突き進む人、そんな人との付き合い方に迷っている人、あるいはまだそういう人に会ったことがない人は、はこういう本を読んで代理体験を積みましょう。
続きを読む【書評】チーズと文明
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「チーズと文明」を読むと、チーズと共に歩んできた人類の歴史を追体験できます。「チーズだけでよくここまで語れるな」と感心しちゃいます。オリエントと西洋の歴史をチーズという愛すべき食べ物を通して覗いてみましょう。
続きを読む【読書ノート】ハンザ 12-17世紀 フィリップ・ドランジェ著
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ひとことでハンザ同盟といってもその歴史は長い。歴史家フィリップ・ドランジェは史料を丁寧に読み込み、中世の北ドイツに君臨したハンザの正体に迫る。世界史の教科書には対して記述されていないが、本当は長い歴史を持つハンザ。知的興奮を覚えたい人は必読。
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