ブログ記事アーカイブ
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東京医大の前理事や杉田水脈氏に代表される昭和オヤジたちが日本の国益を損ってる。でもそんなに絶望してませんけど?
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東京医大の女子差別や杉田水脈に代表される相次ぐ昭和のオヤジたちの世間一般の常識とかけ離れた振る舞いを、腹立たしく思っている人は多いでしょう。でも、わたしはそんなに絶望していません。というのも昭和オヤジたちはあと10年〜20年もすれば大半が第一線から退いて、今SNSで声をあげる若い人が社会の中核を担うようになるから。そしたら今よりましな日本になると思う。
続きを読む【書評】非正規・単身・アラフォー女性「失われた世代」の絶望と希望
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団塊ジュニア世代ということで割を食った現在のアラフォー女性の困窮を、同じくアラフォー女性の著者が丁寧に取材して描いた力作。劣悪な環境で日雇い労働した女性の経験から、強姦魔を撃退した女性の体験談まで笑いも涙も、希望も絶望も幅広く含む良書。新書で読みやすい。
続きを読む【書評】総務部長はトランスジェンダー 父として、女として 著者:岡部鈴
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広告代理店勤務の総務部長はある金曜日、「これからは女として生きる」と社内メールを一斉配信。それ以降は近所のトランクルームで女になってから出勤するという二重生活を始める。本書は著者の体験を元にしたノン・フィクションで多様なトランスジェンダーの世界を追体験できる良書だ。”
続きを読む杉田水脈氏は「昭和のオヤジ」の生き残りだった。「LGBTは生産性がない」全文を読んでわかったこと
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LGBTが労働をすれば生産に貢献するわけで、杉田水脈氏の「LGBTに生産性がない」というのはそもそもおかしく、論理が通ってない。いやそれ以前に、マイノリティとして苦しんでいる人に「LGBTに生産性がない」と心ないことを言える神経がおかしい。
続きを読む杉田水脈氏の「LGBTは生産性がない」の全文を読んで出した結論
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杉田水脈氏の「LGBTは生産性がないから税金がもったいない」発言について、新潮45のコラムを読んで確認したが著しく知的レベルが低いことが判明した。こんな人に議員収入が税金から払われていることのほうがもったいない。
続きを読むトランプ大統領の行動の理由がわかる本【書評】炎と怒り マイケル・ウォルフ
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トランプ陣営の実体を暴露した「炎と怒り」は著者マイケル・ウォルフがホワイトハウスでトランプとその周囲の人間を観察した暴露本。下世話な表現が多く500ページに及ぶ長い本だが、それだけに信憑性があり著者の優れた観察眼が伺える。トランプの一貫性のない行動の理由が本書を読むとよく分かる。
続きを読むAIに仕事が奪われる日は果たして来るのか?AIは夢の技術なのか?【書評】「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
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「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者:新井紀子氏はAIは夢の技術でもなんでもないと説く。AIただの計算機で、人間の知能に代わるものとはなり得ないからだ。しかし、その程度のAIにすら、読解力がないためにAIほどの仕事ができず、AIに仕事を奪われる人が今後たくさん出てくる。そのために読解力とコミュニケーション能力を磨く必要がある、というのが著者の論旨だ。
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